「管理される環境から逃げなかったことが、最後まで可能性を残す力になった」 ガチガチな日常を積み上げた一年

現役・浪人とスタートは違っていたが、二人が身を置いたのは、“勉強する”という選択肢しか存在しない環境だった。クラス制度とテストによって立ち位置を把握し、最低限を確実に取り切る力を磨き続ける。派手さはないが、その積み重ねが最後の一線で効いてきた。

代官山MEDICALを選んだ理由

安藤さんは、現役時に他塾を経験した上で代官山を選んだ。

安藤「ここは“勉強せざるを得ない環境”だと聞いていました。正直、楽ではないと思いましたが、自分は縛られないとやらないタイプだと分かっていたので、覚悟を決めました。」

一方、網野さんは現役から代官山。

網野「勉強のやり方を途中で変えると不安になるタイプでした。代官山MEDICALは、同じやり方を続けながら積み上げられる環境だったので、そこが一番合っていました。」

クラス制度と競争環境が示す「現在地」

クラス分けやランキングは、二人にとって常に“現在地”を示す指標だった。

安藤「上のクラスの人がいること自体は気にならなかったです。でも、自分と近い位置の人が上に行くと、現実を突きつけられる感じがありました。」

網野「マンスリーテストは一番リアルな実力確認でした。」

クラスを維持すること、落とさないこと。その意識が、安定得点への執着につながっていった。

テストがつくった“再現性”

二人はテストを、“特別なイベント”ではなく“日常の確認作業”として捉えていた。

マンスリーテスト後はその日のうちに自己採点。できた問題、落とした問題を曖昧にしない。

網野さんは公式や重要事項をまとめたノートを常に携帯し、「本番ではお守りのような存在でした」と振り返る。積み上げたものを、確実に再現する。その意識が、本番の安定感につながっていった。

苦しい時期と立て直し

入試の前半戦は、思うような結果が出ず、精神的に追い込まれる時期もあった。

網野「最初の週で落ち続けて、正直かなりきつかったです。でも、“東京の医学部に進学するために何が必要か”を考え直しました。」

安藤「油断した瞬間に崩れると思っていました。だから常に“まだ安心するな”と言い聞かせていました。」

合格を分けた意識

二人が口を揃えて挙げたのは、“学力だけでは足りない”という実感だった。

みんなが取れる問題を確実に取る、偏差値が低い科目を放置しない、最低限を落とさず、+αを積み重ねる、その意識が、最後の一線で効いてきた。

後輩へのメッセージ

網野「後期は本当に努力の差が出る時期だと思います。周りを気にしすぎず、自分がやり切れば結果はついてきます。」

安藤「正直、4月の自分には“もっと勉強しろ”って言いたいです。でも、代官山MEDICALに来るだけでも意味はある。ゼロにはならない環境だと思います。」