現役不合格からの再スタート。勘違いを捨て、毎日を積み重ねた先に、1校合格という“ゴール”があった。
「1校受かればいい。最低点に引っかかれば、それで合格なんです。」そう語るのは、吉祥女子高校出身の吉崎葉苗さん。獨協医科大学前期に2次合格。“完璧”を求めず、“合格に必要なこと”に集中した1年だった。
「現役で受かる」と思い込んでいた自分
代官山MEDICALに入塾したのは、高2の冬。親戚に現役合格者が続き、「自分も受かる」と思い込んでいた。「中高でちゃんと勉強してなかったのに、現役でも受かるって勘違いしてました。」高3のスタートが遅れ、結果は一次通過ゼロ。浪人が決まっても、焦りはなかった。「勉強してなかったから、焦らなかったんです。」
「自分に合う先生」を見つけた浪人の始まり
浪人を決め、代官山MEDICALで継続。マンツーマンの先生選びから立て直しが始まった。「初めて受けた三ツ橋先生の英語が、面白くて、楽しくて。英単語もすごく覚えやすかったです。」英語は三ツ橋先生・青葉先生、物理は柳瀬先生・小澤先生。「できたところをちゃんと褒めてくれる」指導が、不安を安心に変えてくれた。
朝型の習慣と、クラスアップの手応え
本館時代は朝7時半、日曜は6時半に登校。「朝一に微積や単語、化学の知識を入れるのがルーティンでした。」A7スタートから、夏にA5、2学期にA4で2号館へ。
「クラスが上がると、認められた気がして嬉しかった。親に報告すると喜んでくれて、それも励みでした。」
固定自習席がくれた“逃げない環境”
成績が下がり、勉強が嫌になる時期もあった。「散歩に行くこともありましたけど自習席が固定だから、戻らなきゃって思えた。」2号館の緊張感、見られている感覚が、踏みとどまる力になった。
伸び悩みの時期と、やり方の修正
順調に見えた浪人生活の中で、吉崎さんにも大きな停滞の時期があった。机には向かっている。それでも、思うように成績に出ない。特に苦手だった物理では、努力と結果が結びつかない感覚が続いていた。「やってる量に対して、全然伸びないなっていう時期がありました。成績に出ないのが、一番辛かったです。」原因は、実力以前に“試験での動き方”にあった。焦ると問題を俯瞰できず、一問目から解き始めて時間を失ってしまう。「本当は全部見なきゃいけないって分かってるのに、テンパると一番から解いちゃっていました。」マンスリーテストで何度も失敗したからこそ、本番までにその癖を修正できた。この「気づいて直した経験」が、合格を引き寄せた。
“全部見る”で変わった試験の向き合い方
苦手な物理と時間配分。マンスリーでの失敗から、戦略を修正した。「最初に全部の問題を見るようにしたら、テンパらなくなりました。」入試後も校舎に戻り、できなかった問題を即復習。前日の反省が、次の入試で活きた。
「最後に受かればいい」
補欠を待つ間も、後期対策を継続。突然の連絡に、涙があふれた。「もう1年やるつもりだったので、人前でめっちゃ泣きました。」そして、こう振り返る。「最後に受かればいい。代官山MEDICALにいる目的を忘れず、最低限をやり切れば、合格は来ると思います。」