本科生に睨まれたら、勝ち。ランキングに名を刻むたび、現役生の自信は本物になっていった。

中学時代は成績も素行も悪かった。それでも、高1から代官山MEDICALに通い続けた3年間が、中村友哉くんを東京医科大学・杏林大学医学部合格へと導いた。「現役で合格できたのは、代官山MEDICALの授業で、初めて勉強が楽しいと思えたからです。」その原点は、高校1年生の春にあった。

「正直、めちゃくちゃ成績も素行も悪かった」

「中学生の頃は、本当に成績が悪くて。学校から退学届を渡されるくらい、ひどかったです(笑)」そんな中村くんが変わるきっかけとなったのが、高1での代官山MEDICAL入塾だった。「先生の授業を受けて、“あ、勉強ってちょっと楽しいかも”って初めて思えました。」

英語は梅田先生、化学は三井先生。「この授業、いいな」と思えたことが、3年間続ける原動力になった。

憧れは、先に走っていた姉の背中

勉強のモチベーションになっていたのは、1学年上で医学部に進学した姉(中村弥貴さん:昭和医科大進学)の存在だった。「姉が高3のとき、毎朝6時半に代官山に行って、夜遅くまで勉強していて。あ、これくらいやらないと受からないんだなって。」母は成績に口出しせず、毎朝おにぎりを用意して静かに支えてくれた。「勉強しろって言われたことは、一回もないです。家ではリラックスできたのが、本当にありがたかった。」

2号館で始まった「朝6時半ルーティン」

高2からは2号館へ。中村くんの生活は一変する。「朝6時半前に自習室に来て、

1時間で計算・積分・化学をやってから学校へ。」周囲には、すでに本気で走っている先輩たちの姿があった。「鋪屋さん(鋪屋瑠美さん:東京慈恵会医科大進学)が毎朝早く来ていて、自分もこの人みたいにならないとって思いました。」放課後も寄り道はせず、「一番にバスに乗る」と自分でルールを決めて代官山MEDICALへ。

英語30点から、ランキング常連へ

一番苦労した科目は英語だった。

「高2の秋のマンスリーテストで、英語30点。さすがにやばいと思いました。」

文法・構文を基礎からやり直し、岩崎先生、石井先生の指導を素直に吸収。

「写経をやるようになってから、文の流れが分かるようになってきた。」

努力は結果に表れ、マンスリーランキングにも名前が載るようになる。

「本科生に睨まれたら、勝ち」

代官山MEDICALの象徴ともいえるランキング制度。「現役生がランキング上位に載ると、睨まれるんですよ(笑)でも、本科生に睨まれたら“勝ち”なんで。」

最初は化学で1位。ウィークリーテストでも上位をキープし、「次も載りたい」という気持ちが、次の努力を生んだ。「まずは、何か1科目で載る。それだけで、勉強のスイッチが入ると思います。」

「この1年、本気でやって後悔はない」

入試本番、東京医科大の数学は2ミス。確かな手応えを感じた。

「これ、いけるかもって思えました。」最後に、現役生へのメッセージを聞くと、

中村くんはこう言い切った。「高校3年間のうち、1年本気で勉強しても、絶対後悔しないです。大学生活は、その分めちゃくちゃ楽しいので。」