最後まで手を止めなかったことが、合格につながった。
幼稚園から高校まで一貫校に通い、“受験”そのものを経験したことがなかった小坂さん。医学部受験は、人生で初めて本気で向き合う挑戦だった。周囲に医学部を目指す生徒は少なく、受験勉強の文化にも触れたことがなかったという。それでも「絶対に現役で合格したい」という強い思いを胸に、一歩ずつ努力を積み重ねていった。
初めて知った医学部受験という世界
小坂さんが医学部を志したきっかけは、「子どもに関わる仕事がしたい」という思いだった。両親は医者ではなかったものの医療関係の仕事に携わっており、幼い頃から医療が身近な存在だったという。しかし、幼稚園から高校まで一貫校に通っていたため、本気で受験勉強をする人を見たことがなかった。代官山MEDICALへ入学して最も衝撃を受けたのは、自習室で朝から夜まで勉強を続ける本科生たちの姿だった。
「医学部受験って、こういう世界なんだと思いました。」
その光景を見て初めて、自分も本気で取り組まなければならないと実感したという。
一番苦しかったのは英語だった
医学部受験で最も苦戦したのは英語だった。学校で学んできた英語とは難易度が大きく異なり、「授業へ行くのが怖い」と感じるほど周囲との差を痛感したという。それでも講師へ相談しながら基礎から学び直し、「NEXT STAGE」を何度も繰り返した。毎朝7時から11時まで英語に取り組む生活を続けたのも、「絶対に浪人したくない」という強い思いがあったからだ。
ランキングが怖かった。それでも努力は止めなかった
周囲には勉強が得意な仲間が多く、マンスリーテストのランキングを見るたびに自分だけ取り残されているような気持ちになった。
「ランキングが本当に怖かったです。」
思うような結果が出ず、自宅で涙を流したこともあった。それでも勉強だけは止めなかった。
「先生に言われたことをやって伸びないなら、もっとやるしかないと思いました。」
さらに、朝早くから勉強する仲間の姿にも刺激を受けた。
「あの子が頑張っているから、自分も頑張らなきゃ。」
互いに刺激し合う環境が、最後まで努力を続ける原動力になった。
最後まで積み重ねた努力が結果になった
受験直前になると、それまで積み重ねてきた努力が一気に結果として表れ始めた。模試の成績は大きく伸び、「現役生は最後まで伸びる」という言葉を自分自身で実感したという。
入試本番では、代官山MEDICALのテキストで繰り返し学んだ内容がそのまま出題される場面もあり、「やってきて良かった」と自信を持って問題へ向き合うことができた。
最後まで諦めず挑戦を続けた結果、日本大学医学部をはじめ複数大学への合格を掴み取り、金沢医科大学では特待合格も果たした。
後輩へ
小坂さんは、受験を振り返ってこう語る。
「最初は結果が出なくても、最後まで諦めないことが大事だと思います。」
朝早くから開く自習室、本気で勉強する仲間、そして支えてくれる講師陣。努力を続けられる環境があったからこそ、受験を知らなかった自分でも医学部現役合格を掴むことができた。最後まで手を止めなかったこと。その積み重ねこそが、小坂さんを医学部合格へ導いた最大の理由だった。